Nikon D850 とコンパクトな標準単焦点マクロ「ニコン AF-S Micro 60mm f/2.8G ED マイクロレンズ」の組合せは最高
みなさんマクロレンズというと、虫や花を接写するものだと思い込んでいませんか? ニコン貸出機の Nikon D850 デジタル一眼レフと AF-S Micro 60mm f/2.8G ED マイクロレンズ(いわゆる標準マクロ)を持って、京都・祇園界隈を街撮りスナップしてきました。 現在、7万円台前半で購入できるということで、入手しやすい標準マクロかなと思います。余談ですがニコン製品はマクロではなく マイクロレンズ という呼称。 Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S Micro 60mm f/2.8G ED Nikon デジタルカメラ D850 まずはこちらの石段の写真 冒頭で申し上げたとおり、マクロといえば虫や花を接写するのだと思われがちです。ところが、こうして遠景を撮影しても良いのです。 近寄っても詳細に描写するようなレンズですから、被写体から距離をとっての風景撮影。街撮りスナップにも良いに決まっています。 もちろん、寄りたくなったらグッと近づいて撮れるのがマクロレンズです。90mmくらいの中望遠マクロレンズが人気かと思いますが、私は標準域のマクロを使って背景を活かしての撮影も大好きです。 やたらと背景ボケがもてはやされる風潮はすっかり影を潜めましたが、それでもボケのコントロール幅が大きいレンズはあいかわらず魅力的です。マクロであれば被写体に寄ることでのボケ量のコントロールも自在。 これじつは背景の赤い部分は三角コーンなのです。そういったものはそぐわないので、大きくぼかしてみました。 そうはいっても背後の納骨堂の三角屋根がうっすらわかるギリギリ感で撮影しています。本来ならボツにするところですが、あくまで参考ということで。 こちらも背景の竹林がボケすぎず、竹林とわかる程度には絞っています(F5.6)。 やや背景がうざいかなあという印象ですが、あまりぼかしても一体何やらわかりませんものね。それにしても紅葉がとても綺麗な赤色です。ちなみにこのページに載せている写真はすべてD850からの撮って出しJPEGです。一切ポスプロはしていません。 ただこうした真っ赤な被写体で明暗差や微妙なボケが重なると、べったり塗りつぶしたようになることもありました。 ボケといえば、玉ボケも非常に綺麗なマクロでした...