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価格の高いカメラやレンズだけが良い写りをするとは限らない ─ 七工匠 7Artisans 35mm F1.2 単焦点レンズをX−E3に装着でフルサイズキラーのコンパクトミラーレスが誕生

価格が高いカメラやレンズはもちろん良い、良いに決まっている。ブランド力のあるメーカーの製品を使うのは大変気持ちがいいのも否定しない。ただし新興メーカーの安価な製品がそれらに劣るかというと、一概には言い切れない。かつての日本の工業だってそうだったじゃないか。

FUJIFILM X-E3

先般 FUJIFILM X−E3 という小型軽量のミラーレスカメラを導入した。そのサイズと重量バランスにマッチする標準レンズを探してみると、この製品に行き着いた。富士フイルムXマウント以外にもソニーEマウントやキヤノンEF-M、マイクロフォーサーズ用などがあるようだ。

七工匠 7Artisans 35mm F1.2 単焦点レンズ


七工匠 7Artisans は近ごろ何かとよく目にする名前。
以前はライカコピーのような印象を持っていたが、今では評判もそれなりなので買ってみることにした。なにしろAPS−Cのカメラで開放絞りF1.2というのは嬉しいし、それが中古価格1.6万円だし、そのうえXマウントに関してはマップカメラ買取価格が1.1万円となっていたし、ダメ元で買ってみても損失が少ない!

そうして昨夜届いたものを今朝試し撮りしてみたのだが、なんだこれは!


APS−Cセンサーだからウットリする玉ボケなどは諦めていたのだが、逆に絞り開放でほどよい大きさの玉ボケになる感じで本当に「ほどよい」という感想。現行ズミルックス50mmを思い起こすクッキリとした紅いハロ。しかも解像感ほぼ無しのフワフワ描写。一気にフルサイズキラーのコンパクトミラーレスが誕生したではないか。困った。じつに困った。ほかの高価なカメラをなぎ倒して、X-E3がメインカメラになってしまいそうな勢いだ。こうなると他の焦点距離のレンズにまで興味が出てきてしまう。さてどうしよう…

琵琶湖 冬の朝

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