僕が EOS R を愛してやまないのはこの時間帯のオートホワイトバランスが絶好調だから

富士フイルムは社名のとおり写真フィルムの会社だ。
だからデジカメでもフィルムシミュレーションなんてものを搭載している。これが実に良い色を出してくる。撮影シーンにうまくハマればライカの画像エンジンとて太刀打ちできないのではなかろうか。

と、そこまでは皆さん異論はなかろう。

しかし最近のキヤノンもなかなかなのである。
こと Canon EOS R のオートホワイトバランスのまさにバランスのとれた色彩感覚ときたら、おやおや富士フイルムのデジカメで撮影したのでは?と思わされることも。

とくに明け方や、夕刻の空の再現度がすばらしい。これは富士フイルムXシリーズに勝るとも劣らず。
琵琶湖の夕空

つい最近までインスタ映えなどと言ってパソコンでいじり倒したギラギラのギトギトのケバケバの風景写真ばかりが流行っていたけれど、ああいうのはショッキングなシーンを繰り返すホラー映画にも似て、どうにも目が疲れてしまって食傷気味。これからは、こういう淡く浅い光景をそのまま撮れるカメラ・センサー・画像エンジンというものこそ評価されると思っている。



撮影に使用したレンズはアサヒペンタックスのスーパータクマー85mm F1.9という、どちらかといえばふんわり写るオールドレンズ。EOS R ボディとの相性は抜群だ。現時点ではキヤノン純正RFマウントレンズがどうにも手の届かない価格帯にしてこだま西瓜のようなサイズ感であるため、しばらくはこういった安価かつコンパクトなMFオールドレンズで EOS R の撮影を楽しんでみようかと思っている。


Canon ミラーレス一眼 EOS R

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